エネルギーセンターについて

新地エネルギーセンターの特徴

新地エネルギーセンターは、相馬LNG基地から天然ガスを活用したコージェネレーションシステム(CGS)等分散型電源や熱源機器システムを用いて、新地駅周辺へ熱電併給を行う目的の建物です。

2018年11月末日に竣工し、需要家への電力・熱供給は、2019年春から行われます。

建物の外壁の着色は、ブルーが新地のカラーである海の青を、グリーンが鹿狼山の緑を、ピンクが新地町の花である桜をイメージしています。

屋根・外壁への太陽光発電設置

地産地消の再生可能エネルギー利用を目指し、エネルギーセンターには太陽光発電を設置しています。太陽光発電は京セラ製の多結晶シリコン型で、南向きに屋根面(傾斜角約11°)、壁面(傾斜角約73°)で設置されています。降り注ぐ日差しの有効利用の他、エネルギーセンターの視覚的なアクセントにもなっています。

地域への電力供給・熱供給

製造する電力と熱のエネルギー源となる天然ガスは、高圧の天然ガスパイプラインから分岐し、建物の北東側にある減圧器室にて圧力を下げて、エネルギーセンターへ供給しています。

また、製造した電力と熱は、自営線と熱供給導管によって、地域内の施設へ供給します。

建物の北西部では、建物から熱供給地域導管が、温水(往/還)、冷水(往/還)、の4管に分かれて、新地駅前西口地域へ伸びています。

まちづくり計画とエネルギーセンターの位置づけ

新地町では、新地駅周辺市街地復興整備事業における安全安心な中心拠点づくり、および新地町スマートコミュニティー事業における地産地消型エネルギー利用を合わせて推進しています。

本事業の取り組みにより、新地駅周辺地域に新たな拠点を作る、環境共生型の復興まちづくりの実現を目指しています。エネルギーセンターの取り組みはこの街づくりをエネルギーの血脈で繋ぎ、地域全体を活性化させる心臓部の役割を果たしています。

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